古い作品にお気に入りがあると…

読書はするが、多読でもなければ、速読でもない。

ましてや、寝食を忘れるほどの一気読みなどしたことがない。

そして、話題作や各賞受賞作品なども選んで手に取り読むなどということもない。読んでみたら、たまたま何かの受賞作品だったということはある。

ジャンルはたしかに偏っていると思う。

冒険小説、海洋冒険小説、探偵小説、警察小説、経済人の伝記、SF、時代小説、戦記記録。

そして、古本がメインである。

今、再読しているのが、谷恒生の「フンボルト海流」第8回角川小説賞受賞作品。

初期の谷恒生は、海洋冒険小説ど真ん中だ。

私は、この頃の谷恒生が大好きである。

あと、二冊ほど積んである。

一気読みはしない。ウイスキーを舐めるように、ちびりちびり読むのである。