ミニカー再生って、おもしろそうだね
youtubeを毎日、少しだけ見る習慣ができた。ジャンルが豊富にある。興味のあるものをみていたら、その関連として、古びたミニカーを再生する動画にたどり着いた。
そこでは、車体裏のカシメてある部分をドリルで取り除き、代わりにネジをきってネジ止めするように、まずは加工する。ボディとシャーシに分かれたボディは、古いものなので、塗装がはがれたり、擦れたりとかなりハードに遊び倒した感じである。それを、塗装剥がし剤を塗ってしばらく置いて水洗いすると、キレイに塗装が落ちる。更に念入りに紙ヤスリなどをかけて、表面をツルツルにしたところで、下地剤を吹き付けて乾いたらお好みの色を吹き付ける。見る間にボロボロだったボディが甦る。観ていて気持ちがいい。ガラス部の透明プラスチックもコンパウンドでせっせとこすると、ピカピカに光りだす。最後にボディとシャーシをネジ止めすれば、再生ミニカーの完成。動画は、回転台の上で全方位からの仕上がり具合をみせて終わりとなる。やってみたくなった。
再び、動画を観てみよう。
お題「住みたい場所」それは、沖縄さー。
・北国の視点
朝夕のテレビの全国版の気象予報は、日常生活を送るうえで欠かさずチェックしている方は多いと思う。
自分の住んでいるところだけのローカル予報も見るが、他の地域がどうなってるかも気になる。そこで、やはり全国版は外せない。
自分の住んでいるところが晴れ、よその地域が大雨などとなれば、いくばくかの同情の念から一瞬それを口にしたりもする。
逆に住んでいるところが大雨で、よそが晴れだとすると、多少うらやましかったりと自分勝手なものの見方をする。
さらにこれが、全国的に雨だとすると、「みんな雨だから」と天気については考えるのを早々にやめ、他のことを考えたりする。
けれどこれが気温についてだと、口には出さないが北国の者にとっては、南の地への羨ましさは格段にアップする。まあ、暑さが長続きする地域のご苦労など、わかるはずもなく、平均気温だけの話でいうと沖縄は、1,2月の最高気温の平均が19~20度で、最低気温の平均は14~15度だという。
一方、私の住んでいるのは、北海道帯広市。
1,2月の最低気温の平均は、マイナス14~15度で最高気温の平均は、マイナス1~2度である。最高気温がマイナスなのである!
私のこの季節に見る全国版の気象予報の目の移りようは、まず住んでいるところ。次に真逆の地域である沖縄へと移ってゆく。上記はあくまで、平均なので記録的な暑さ・寒さも当然あり、帯広市の2月の朝の寒さは、時にマイナス25度より下がることもよくある話である。そんな日に見る沖縄は15度だったりする。その差なんと40度!
ちなみに、北海道の人は真冬ではマイナス○○度とは言わず、ただ単に○○度と言う。マイナスなど言わなくても通じる世界なのである。
そして、これが他の地域の方から理解されにくいことだが、昨日の朝の気温がマイナス25度から翌朝マイナス20度になった場合、「今日は暖かいね」と言う会話が北海道では成立する。他の地域の人が聞けば、マイナス20度のどこが暖かいんだ、ということになるが、それが北国での冬の会話なのである。
・結論として
ここまで読んでくれた方の「ハイハイ、寒いところにずっと住んでいたあなたは沖縄に強いあこがれがあるのね」という声が聞こえてきそうである。
まさにそのとおり。
結論として、私が沖縄に住んでやってみたいことは次のとおり。
北国の雪や寒さのことを全てかなぐり捨てて、
一度でいいから沖縄の浜辺近くの木陰で、南風に吹かれながら、
南国の植物たちの奏でる葉音のささやきを聞きながら、
ハンモックの中で静かに揺られながら、
昨夜知り合った彼女の夢でもみながら、
ゆっくりとした時間を過ごしたい。
以上
『うっちゃれ五所瓦』さんざん笑かしてくれた後にくる目元の潤みが心地よい
『うっちゃれ五所瓦』を今週のお題「一気読みした漫画」に推す理由
結構以前の作品ではあるが、ネットで過去の作品も自由に読める時代だからあえてこの漫画を挙げてみたい。
基本、私は漫画はスポーツものが好き。
けれど、条件があるようだ。(最近、自分の嗜好がなんとなくわかってきた)
キャラクターがそれぞれ際立っていることはもちろんだけれど、漫画においては根性一筋の話は読んでいて疲れるし、おふざけが過ぎても乗ってこない。
そのバランスが大切。
そういう意味においては、『スラムダンク』なども大好きである。
けれど、キャラクターでいうと、『うっちゃれ五所瓦』は群を抜いていると思う。
タイトルからわかるように、相撲の話。それも、部員がたった一人しかいない高校の相撲部。そのたった一人の部員が五所瓦。
個人戦では、出場資格はあるものの、一人の部員では廃部も時間の問題であると悟り、彼は三年生最後の大会を団体戦で締めくくりたいと、部員集めを始める。
その集めたメンバーが、面白いのだ。
五所瓦 角 武蔵山高校三年生相撲部最後の部員。無口で不器用だが、相撲への情熱は人一倍。個人戦では実力者。
清川 薫 武蔵山高校三年生柔道部主将。二年生の時にインターハイ優勝の実力者。五所瓦の説得に負け、助っ人に加わる。
難野 一平 武蔵山高校一年生、応援部員。ガリガリの痩せた男であるが、五所瓦と清川の勝負を見て、心酔し相撲部へ押しかける。「硬派だぜ」が口癖。
関内 孝之 武蔵山高校一年生、レスリング部。レスリングの実力はあるもののプロレスラー志望のため、アマチュアレスリングに物足りなさを感じ相撲部の助っ人になる。土俵上でもプロレス技が炸裂する。
雷電 五郎 武蔵山高校二年生、囲碁部員。彼は巨体だが、スポーツは全然だめ。しかし、見かけと名前で助っ人にさせられる。
とまあ、ここまで読んだだけで、面白そうな展開が待ってる予感がするよね。
実際、面白い展開が次々と。
そして、そのあとに目元の潤みへと誘う展開へと続くわけです。
未読の方、ぜひ一読を。
帆船時代の世界に酔う
内陸育ちのせいか、海への憧れが昔から強い。
そこで、若き日に出会ったハヤカワ文庫の帆船小説群が、私を虜にした。
ハヤカワ文庫以外にも、ラミジ艦長物語、リチャード-デランシー物語、フォックスシリーズ等々。
風力を動力とする帆船を縦横無尽に操り、時に果敢に敵艦と戦い、時に単艦で極秘任務に向かったりするさまに心躍らせた。また操帆する水兵たちの光る汗と息遣いに共感し、劣悪な艦内の環境にも耐え忍び勝利を目指し粘り強く戦う様に心の中でエールを送り続けたあの日々。たしかに私も若かった、でもその面白さは今読み返してもいささかも色褪せない。
あの頃の感動は、一生の宝物だ。
目を閉じると、かの主人公たちと再会できる。
至福のひとときとはまさにこのこと。
鬼平犯科帳にどっぷりハマる
これまで時代小説は、色々読んではいた。
岡本綺堂、司馬遼太郎、吉川英治、藤沢周平、畠中恵、山本一力、和田竜、などなど。
けれど、池波正太郎作品は読まないでいた。
理由は、特にないがテレビドラマ化されていた鬼平犯科帳を充分楽しんでいたからかもしれない。数年前に文庫版の古本を一冊いただいた。軽い気持ちで読み始めたら面白い。
独特の世界がある。鬼平こと火付け盗賊改め方長官長谷川平蔵は、捕まえた盗賊から使えると見込んだ者を配下に置くという、普通じぁ考えつかないことをやるところが面白い。
いくつかの話は、テレビドラマで観てあらすじのわかっているものもあったが、そこはさすが池波作品、小説でも充分楽しめるし、そして何度でも楽しめる。
読み終わるごとに、続きを古本で買い求め今は13巻ほど読み終わっているが、全巻読了後、はじめから再読してもきっと楽しめる。
こういうシリーズものを目指したいものだ。
古い作品にお気に入りがあると…
読書はするが、多読でもなければ、速読でもない。
ましてや、寝食を忘れるほどの一気読みなどしたことがない。
そして、話題作や各賞受賞作品なども選んで手に取り読むなどということもない。読んでみたら、たまたま何かの受賞作品だったということはある。
ジャンルはたしかに偏っていると思う。
冒険小説、海洋冒険小説、探偵小説、警察小説、経済人の伝記、SF、時代小説、戦記記録。
そして、古本がメインである。
今、再読しているのが、谷恒生の「フンボルト海流」第8回角川小説賞受賞作品。
私は、この頃の谷恒生が大好きである。
あと、二冊ほど積んである。
一気読みはしない。ウイスキーを舐めるように、ちびりちびり読むのである。