鬼平犯科帳にどっぷりハマる
これまで時代小説は、色々読んではいた。
岡本綺堂、司馬遼太郎、吉川英治、藤沢周平、畠中恵、山本一力、和田竜、などなど。
けれど、池波正太郎作品は読まないでいた。
理由は、特にないがテレビドラマ化されていた鬼平犯科帳を充分楽しんでいたからかもしれない。数年前に文庫版の古本を一冊いただいた。軽い気持ちで読み始めたら面白い。
独特の世界がある。鬼平こと火付け盗賊改め方長官長谷川平蔵は、捕まえた盗賊から使えると見込んだ者を配下に置くという、普通じぁ考えつかないことをやるところが面白い。
いくつかの話は、テレビドラマで観てあらすじのわかっているものもあったが、そこはさすが池波作品、小説でも充分楽しめるし、そして何度でも楽しめる。
読み終わるごとに、続きを古本で買い求め今は13巻ほど読み終わっているが、全巻読了後、はじめから再読してもきっと楽しめる。
こういうシリーズものを目指したいものだ。